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2011年11月

2011年11月23日 (水)

暫定基準値でどのくらいの放射能を被曝するでしょうか

 福島原発事故から半年が過ぎましたが、放射能飛散の影響はまだ計り知れません。食品の出荷制限や被災地の立入禁止解除の可否といった話題がまだまだ続いています。この中で、やはり放射能被爆の影響が一番気になる事だと思います。原発事故現場付近の状況は、正確な数値が分からないので、影響を評価することは難しいと思います。しかし、離れた地域で国の方針に従った基準値内の放射能被爆については、ある程度評価できますので試算してみたいと思います。
 まず、放射能被爆の影響をどうやって評価するかがひとつの課題となります。もし、正確に影響を評価しようとすると生涯被爆量を考慮する必要があります。しかし、現実問題として一生の生活パターンを考慮した評価は難しいと言われています。そこで、簡易な評価として年間被爆量で評価したいと思います。
 年間被爆量の影響について、一般的には次の数値が出ています。
・健康被害が無いと科学的に証明されている数値 年間100mSv
・急性の放射線症は出ないとされている数値 年間200mSV以下
・5%の人が死に至る数値 年間2000mSV
・50%の人が死に至る数値 年間4000mSV
・99%の人が死に至る数値 年間7000mSV
 さて、基準値内の放射能の中で生活したら、このどのレベルとなるでしょうか。気になりますね。厳密には難しいので、いつもの様に概略で計算していきます。

 まず、人が口から入れる食物や飲み物からの被爆、つまり内部被爆を計算してみます。暫定基準値は、食品の種類、放射性物質の種類などからいろいろと複雑な数値が出ています。ここでは、全体を平均して、食物については1kgあたり600Bqとします。また、飲み水は水道水として1kgあたり250Bqとします。これは、例えば、野菜では、ヨウ素なら2000Bqなのに、セシウムなら500Bqという数値です。でも、ヨウ素は半減期が短いのでセシウムの影響が大きい。こんな感じで私が丸めたものです。次に摂取量です。いろいろと調べると、平均して食物は1.5kg、水を1Lという数値が出てきました。一日あたりの数値です。
 これらの条件で計算すると、一日の放射能の量が1150Bq。被爆量の係数を2.5×10-8とすると、28.75μSvとなります。年間に直すと、10.5mSvとなりました。この数値は、暫定基準値いっぱいの食物と水を毎日飲んだ場合の年間被爆量です。
 まだ、これだけではありません。この数値は内部被爆量ですが、外部からの被爆量を考える必要があります。一般に自然界からうける被爆量は、年間2.4mSvと言われています。比較として、国が定めた小学校校庭の基準値は、1時間あたり0.19μSvです。年間にすると1.7mSvとなりますので、多い方の2.4mSvを採用したいと思います。また、日本では毎年健康診断でレントゲン撮影をします。人によってはCTスキャンで検査を受けることがあるかと思います。胸部レントゲン撮影で1回あたり0.05mSv、CTスキャンで1回あたり4〜6mSvとのことです。ここでは、胸部レントゲンで計算します。そうすると、外部被爆量は、年間約2.5mSvとなります。内部被爆と合計して13.0mSvとなりました。
 これから推測するに、立入禁止などの地域から離れて普通に生活していれば、健康被害が無いと言われている数値の1/10を少し越える程度しか被爆しないということになります。どうでしょうか、安心しましたか。
 念のために説明しますが、この年間13.0mSvの内、水道水の一日1Lは、2.3mSvを占めています。つまり、一日2L飲む方は、2.3mSv増えて、15.3mSvとなります。20%近くも増えるのですね。まあ、1/10の数値からそれ程大きくなる訳ではないのですが、少し気になりませんか。
 私は、毎日2Lを目標に水を飲んでいるので、少しは気になるところです。でも、大丈夫です。アクアクラスターAC-9000を使った電解還元水を飲んでいるからです。いかがですか。あなたも試してみませんか。

 私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。

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2011年11月 8日 (火)

特保の青汁は体によいのでしょうか

 最近、「特保の青汁」という商品の広告を見つけました。特保とは、特定保健用食品という意味です。今年の1月21日の記事に「特定保健用食品は本当の体に良いのですか」という内容を記載しました。特定保健用食品とは、特定の目的で使用するとある程度の改善が期待できるというものです。しかし、目的を間違えると反って健康を害する場合があることを説明しました。今回の「特保の青汁」についても、少し説明してみます。
 この「特保の青汁」の紹介ページを見ると、次の様に説明されています。『「植物繊維“難消化性デキストリン”が含まれているために植物繊維が手軽に摂れ、便通の改善に役立ちます」と国が認めており、ちまたにあふれる他社製品とは一線を隔しています!』と。原文のままです。まず、これが正しいかどうかを説明します。
 厚生労働省の説明では、「難消化性デキストリン(食物繊維として)」を含む特定保健用食品で表示できる内容は限定されています。「難消化性デキストリンが含まれているのでおなかの調子を整えます。」と表示しなさいと。つまり、「植物繊維が手軽に摂れ」「便通の改善に役立ちます」は、明らかに法令違反です。法律で許された表示を都合が良い様に書換えて表示しているのですから。
 もうひとつ問題があります。特定保健用食品の認定を受けると、その他の期待できる改善の説明をしてはいけないのです。ところが、その「特保の青汁」は、便秘の効果だけでなく、黄緑色野菜が摂れると書いてあります。これも立派な法令違反です。でも、私はこういうことはどうでも良いのです。法令違反を指摘したからと言って、みなさんが得をする訳ではありません。ここからの話が、お役に立つと思います。
 私が勧める「生きてる青汁」は、他社の裁断、粉砕製法と違って、生絞り製法だから栄養成分が効率よく吸収できると説明しています。それは、植物の細胞膜に守られた栄養素を自分の歯で噛み砕くことなく吸収できるということを示しています。他社の裁断、粉砕された青汁、つまり植物繊維が残った青汁では、栄養成分を吸収するする為には、自分の歯で再度噛み砕く必要があります。しかし、現実には粉砕された粉末を噛み砕くのはとても困難です。
 さて、ここまで説明して「特保の青汁」の話の戻しましょう。その紹介ページには、超微粉末製法で植物繊維が豊富に残っていると説明しています。まさに、搾汁によって植物繊維が無くなっている他社製品と比較しているのです。もうお分かりでしょう。「黄緑色野菜が摂れる」という意味の裏が。実際には吸収が難しい状態なのに、分析すると検出できる有効成分が入っていると説明しているだけのです。入っていると吸収できるとは意味が違います。だから、「特保の青汁」の「黄緑色野菜が摂れる」は間違いだと思います。
 ついでに説明しておきます。厚生労働省の説明では、「難消化性デキストリン(食物繊維として)」を含む特定保健用食品については、難消化性デキストリンの摂取量を3g〜8gとしています。その3倍以上は過剰摂取と規定しています。私が勧める「生きてる青汁」はたくさん飲んでも良いのですが、「特保の青汁」はそういう訳にはいかないのですね。みなさん、こう考えると「特保の青汁」を怖いと感じませんか。

 私は、安心して飲めるおいしい体にいい生きてる青汁をお勧めいたします。是非、お試しください。

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2011年11月 3日 (木)

また世田谷区で放射性物質が見つかりました

 10月の末に、東京都世田谷区八幡山で110μSv/hの放射能が検出されたと話題になりました。その後、文部科学省が再測定して、最大170μSv/hが測定されたといいます。今日までの情報で、放射能源は地中に埋まった瓶入りのラジウムと判明しました。でも、その地は、1999年に今のスーパーが建設されましたが、その前の10年間は放置された土地とのこと。つまり、12年以上、最大22年間、放射能を放ち続けた可能性があります。そこで、近くに住んでいる方の放射能の影響を推測してみたいと思います。
 測定結果によると、最大値が測定された地点の地表で170μSv/h、地上1mで4.7μSV/hとのことです。10月12日に同じく世田谷区で検出された放射能は、2.7μSv/hだったので、その約2倍の放射能ということになります。このブログの10月13日の記事でその被害想定計算しました。その時は、健康被害が出ると言われている100mSvの1/4の放射能と説明しました。だから、その倍だとすると健康被害が出る放射能の半分ということになります。つまり、2年間その地で過ごすと健康被害が出る計算となります。
 その時は、放射能被害の影響イメージを把握する為に、24時間その場にいる前提で計算しました。今回は、12年から22年という期間がありますので、現実線で計算してみましょう。歩道の上という事ですので、通勤で毎日通っている方も多いと思います。そこで、ゆっくりと毎日往復している方を想定します。ゆっくりというか、遠くから近づいて、遠ざかっていきますので、小さい数値から最大4.7μSv/hになって、また小さくなるという状況なので、平均して10秒を浴びたとします。往復で20秒です。それを1年間続けると7.8μSvとなりました。22年間続いたとしても172μSvです。健康被害が出る放射能の約1/500の数値となりました。安心でしようか。
 日本人が普通に過ごしていて被曝する放射能の量が年間で2.4mSvといいます。22年間で52.8mSvです。比較の為に単位を合わせますと、52,800μSv52,972μSvに増えただけということになります。こう考えると安心ですね。
 でも、実は裏がありますね。少なくても、世田谷区だけで地中や古屋に放置された放射能源が2箇所もあったのです。2箇所だけで終わるとは思えません。一つ一つは、微々たるものなので、今の時点で大騒ぎをする必要は無いと思います。しかし、可能な限り、放射能被曝を抑えることは重要になってくると思います。
 私は、水道水の放射能を除去できる電解還元水整水器AC-9000を利用しています。放射能被害に気を付けましよう

 私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。

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