顔面神経麻痺(1)の経験
10月の中旬に顔面神経麻痺に罹った方から、相談のメールが届きました。ロハスWebショップの挨拶のページで、私の経験と処置を少しだけ説明していたからでした。その方は、幸いにも予後がよく、回復に向かっているとのことでした。良い機会ですので、体験談からいろいろと紹介したいと思います。まずは、体験談。
時は、2005年2月19日土曜日。左耳の付近がなんとなく痛い。しかし、普通の風邪とは少し違った感じを受けていました。その日は、姪が訪ねてくれていて、用事が終わったので、車で都内に送っていきました。姪は一人暮らしだったので、夕食を一緒に頂いて帰宅しました。高速を使っても片道1時間半程度の道程でした。このタイミングで身体の静養が必要だったと後で分かりましたが、後の祭りです。さらに続きます。
翌日の日曜日は、夕方から顔に腫れが生じ、そこで初めて麻痺した感じを受けました。しかし、翌朝は月曜日。私が準備した資料を会議の席で説明しないといけない。仕方が無いので、翌朝の出勤は予定通りとしました。これが2つ目の間違いでした。
午前中の会議が終わってから、医務室に行くと顔面神経麻痺で、早急な診察が必要とは言われたのですが。その後の通院を考えると自宅近くの大きな病院が良いと、看護師が勧めてくれました。更に、半日間、治療開始が遅くなりました。
翌日の火曜日、休暇を取って東海大学に向かいました。受付けで、問診を受けます。既に、顔面神経麻痺の症状が出ていて、明らかでした。そうして、耳鼻科の診察が始まりました。
当日の所見は、原因不明の顔面神経麻痺です。原因としては、ヘルペスウィルスが原因と内因性(脳などの中枢神経に障害)の2つしかありません。結局、ヘルペスウィルスが原因であることは間違いありません。処方は、決まっていて、ステロイドの内服薬です。
この顔面神経麻痺は、私が小学校の頃に私の父も掛かったことがあります。当時から、この病気は、顔面神経痛という言い方をしていました。自分も麻痺だと言いたくないので、顔面神経痛という言い方を始めはしていました。治療を初めて、いろいろと調べるとまったくの間違いだと分かってきました。続く・・・
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