アトピーの話

2011年12月11日 (日)

アトピー肌の人とシャワーボール

 また、寒い季節がやってきました。アトピー肌にとってきなかなか厳しい季節です。2月と4月に保湿クリームについて私の選択を紹介しました。2月9日「アトピー肌と乾燥肌」と4月1日「アトピー肌の保湿クリーム選び」です。強くアトピーに効く薬の弊害が心配と書きました。だから、セラミド系がお勧めと。もう一つのポイントは、使用するタイミングです。前回は、季節が終わろうとしている時に書きましたが、実は季節が始まる今の時期が一番大切だと思います。
 アトピー肌が傷んで痒くなる理由は、大きく2つあります。一つは、肌組織が自ら痛んで痒くなるケースです。一般的には、ラディカル因子が肌を攻撃して傷めると言われています。一番有名なラディカル因子が活性酸素です。食品添加物だけでなく、マーガリンの様に製造方法からその食品そのものが活性酸素を持っているものまで、いろいろな要素があります。まあ、このラディカル因子の抑制には、電解還元水をお勧めしているのですが、今日はその話題ではありません。
 肌が傷むもう一つの要素は、そうやって少し痒みが出た肌を掻くことにより傷つけてしまうことにあります。アトピー肌だと傷が無くても痒みはでます。しかし、その痒みで一旦掻いてしまうと痒みは止まらなくなります。その一つの原因が掻くことにより肌をさらに傷つけることにあります。
 私は、その事に気付いてから、セラミド系の保湿クリームを先手を取って塗る様にしました。それにより、最初にラディカル因子で出てくる痒みも少しは抑えられると思います。つまり、痒くなってから塗るのではなく、痒みが出る前に塗ることが大切なのです。既に、空気が乾燥する季節となっています。早めとは言えませんが、今の季節を大切にしたいものです。
 おっと、以前の話を前置きと思っていたら、長くなりました。今日は、もう一つの話題があります。私は、先日までシャワーボールというものを使っていました。言葉よりは写真で説明した方が良いでしょう。

 Z2011113006_4 昔は、タオルで体を全て洗っていましたが、今はこのシャワーボールを使う方も多いと思います。何と言っても泡立ちがよく、汚れもどんどんと落ちる感じがします。材質から、ヘチマの様なマッサージ効果もあります。しかし、このマッサージ効果が問題と感じるようになりました。この寒い乾燥した季節にザラザラとしたシャワーボールの肌触りが、かえって肌を傷めている事に気付きました。そして、早速に代替の体洗い用具を探しました。

 Z2011112007_2 図の通り、パイルタイプのボディウォッシュというものです。酷いアトピー肌の方でしたら、これでも辛いかもしれません。でも、私の場合は、シャワーボールに比べて随分と良くなりました。つまり、これを使ってお風呂に入った後は、体の痒みも少なくて楽になったのです。おまけに、裏に付いている泡立てフリルが、シャワーボールの様なゴシゴシ感も持っています。足の裏とかは、こちらでゴシゴシと洗うこともできます。ここに紹介したものは、100円ショップで手に入れたものです。是非お勧めです。

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2011年9月27日 (火)

アトピーの人がお風呂に入る時

 この夏に気付いたのですが、お風呂で体を洗う時の癖が気になりました。どうも、癖というか習慣というか、人の行動の特性がアトピーに悪いと思えてきました。私個人の体験となりますが、参考となるでしょうか。
 私は、電解還元水を定常的に摂取する様になって、軽くはなったのですが、やはりアトピーの症状があります。特に、夏など、暑くて汗を掻くと痒くなったりします。そういう日に、帰ってお風呂に入った時の話です。普通に体を洗っているつもりでしたが、良く観察すると痒い所を念入りに擦っていました
 何故、そんなに力が入っているのだろうと考えました。そして体に聞いてみました。(おかしな言い方に聞こえますか) 擦る瞬間に手に力が入っているのですが、決して意識はしていないので、何故と考えると体が自然と動く理由が問題だと感じたのです。だから、体に聞いてみたと言ったのですが。でも、体が答えてくれる訳ではありません。
 何故なぜと考えてみた結果、私の推測はこうです。大昔から、人は汗などで汚れると痒みを覚えたと思います。現代だから、痒みを覚えるのは相当に汚れてからですが、大昔は普通に起きていたのではないでしょうか。だから、痒みを覚える場所は汚れている。体がそう覚えているのではないでしょうか。だから、痒いと思えば、意識しなくても洗う力が強くなってくるのではないでしょうか
 さて、そこで問題に気付いたのです。最近の洗いタオルは、結構荒い生地が使われています。私はネットボールというものを使っています。これらの目が粗い体洗いで、乱暴に洗うと皮膚が傷ついてしまいます。つまり、アトピーには大敵な洗い方をしていることになります。それを知らず知らずの内に行っているとすれば、治まるアトピーも治まりません。でも、意外と気付いていないと思います。お風呂で体を洗った後は、皮膚が柔らかくなって、傷の痛みを感じないからです。
 このことは、アトピーの酷さによって違いは出て来ると思います。それどころでは無く重症な方は、元々、そういうことに敏感で、とっても注意して洗っていると思います。私の様に、中途半端に改善したからこそ、問題なのかもしれません。軽い症状の方も注意が必要だと思います。如何ですか。思い当りませんか?
 私は、それでも整水器の電解還元水を続けます。とっても体に良いですよ。

 私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。

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2011年4月 1日 (金)

アトピー肌の保湿クリーム選び

 2月9日に、アトピーで悩んでいる方に、保湿クリームの選択肢を説明しました。私の選択は、整水器の電解還元水で大分よくなった肌には、ステロイドに代えて、保湿クリームで充分というものでした。でも、その保湿クリームの選択肢にも注意が必要なのです
 保湿効果をインターネットで調べるととても気になる記事が見つかります。尿素が保湿成分という記事です。ステロイドも保湿効果があると書いてあります。どちらも、ある意味間違いではありません。でも、効果と悪影響を比較して考えると正しくはない場合があるのです。
 分かりやすいのは、ステロイド剤です。元々、ステロイド剤は消炎効果しかありません。つまり、荒れた肌にステロイドを使用すると、荒れが治まって、肌自身の保湿力が高まって潤いを帯びてくるものなのです。これが効果です。でも、効果だけでなく全体としての影響を考える必要があります。なぜ、私がステロイドを止めて、一般の保湿クリームに代えたか。それは、ステロイドの悪影響を避ける為でした。ステロイドは、その強い効果の為に、逆に肌の自らの再生能力を低下させる悪影響を持っているのです。でも、このことは有名だから誰でも知っているかもしれません。
 私が一番問題だと思っているのは尿素です。というのは、薬局に行って保湿クリームを探すと、どれも尿素入りとなっていて、尿素が入っていないクリームを探すのが大変という状況です。何故でしょう。それは、尿素が本当に強い保湿効果を持っているからです。確かに、乾燥肌に尿素が入ったクリームを付けると驚くほど効果が出てきます。だからこそどのクリームも尿素入りとなるのでしょう。
 でも、大事なことを知っていなければなりません。それは、尿素のもう一つの影響です。尿素は、角質のタンパク質を分解する機能を持っています。要するに、細胞膜を傷付けて、肝心な肌を痛めていることに注意が必要なのです。確かに、ひび割れができる程に荒れた肌には、硬化した角質を取り去る効果があり、応急処置的な使い方には意味があると思います。それでも、ひびの間の角質化していない部分にも付着するなど、いろいろな配慮が必要かと思います。だから、単に保湿の為だけだったら、尿素入りのクリームを使うことに私は反対します。
 一般に保湿クリームというと、私が推奨するセラミド系や上記の尿素、ステロイドの他、ヒアルロン酸、アミノ酸、ホルモンなどなど、いろいろとあります。ここでは、そのすべては説明しませんが、上記の様に効果が絶大なクリームには悪影響もあるということに気を付けて選択する必要があります。そういう意味で、私はセラミド系のみの保湿クリームを推奨いたします。
 是非、アクアクラスターAC-9000の電解還元水と安全なセラミド系クリームで健康な肌を維持してください。

 私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。

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2011年2月 9日 (水)

アトピー肌と乾燥肌

 私のアトピーが治ったという報告は、約2年前にしました。正確にいうと、それまで毎日ステロイドを付けていたのに、毎日付ける必要が無くなったという意味です。まったく付けなくなったという意味ではありませんが、今でも月に何回かしか使用していません。でも、肌が乾燥するこの時期には、もう一つのポイントがあります。季節も後半となりましたが、紹介いたします。
 ステロイドから解放されたと思ったのは丁度3月の気候でした。それから1年半はまったくと言ってよい程にステロイドは必要ありませんでした。でも、その次の冬、足首からふくらはぎに掛けて痒みが出てきました。最初は、アトピーの再発と考えましたが、大気が乾燥するこの時期ということを考えて、ステロイドの使用を控えてみることにしました。それが昨年の冬です。どうしたかがポイントです。
 風呂上りにセラミド系の保湿効果があるスキンクリームを塗ってみました。するとどうでしょう。それまで痒くて掻いて、傷ができてまた掻くという悪循環だったみのが、殆ど掻くことが無くなったのです。そうです、痒みから解放されたのです。
 こう考えました。人のアトピーは、体内のラディカル因子が皮膚を刺激して痒くなる時と、皮膚が傷んで痒くなる時があります。前者は私が電解還元水で克服したケースだと思います。対して、冬の乾燥した時期に出てくるのが後者だと思います。そこで、乾燥による肌荒れをクリームで防いでみたら、効果があったということです。昨年に引き続き、今年も効果がありましたので、確かだと思います。
 ただし、私も注意したことがあります。それは、セラミド系という選択肢です。保湿効果という意味が結構誤解されていることを知っていましたので、クリームの選択には注意をしました。どう注意が必要かは、次の機会に説明してみます。

 私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。

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2010年3月21日 (日)

アトピー肌とボデーソープについて

 以前、「アトピー肌の方のお風呂の入り方について」という記事を書きました。薬品の肌への影響を題材に、アトピー肌の方のお風呂の上がり湯の大切さを考えました。少し近い話になるかも知れませんが、身体用の洗剤の種類について、少し書いてみたいと思います。
 私自身は、非常に廉価なボデーソープを使用しています。大きなボトルの詰め替え用で使用しているのですが、1リットルで400円程度です。アトピー肌でそんな安い洗剤使って良いのかと思うでしょう。私も身体を洗っていてそういう疑問を思い浮かべました。「こんな廉価な洗剤を使っていて良いのだろうか」と。
 ちょっと話は逸れますが、私が子供の頃、洗顔すると肌が赤く火照って、おばたけができました。薬局に相談したら、ミノン石鹸を勧められて使用したことがあります。赤ちゃん用に開発された肌に優しいと有名な石鹸でした。勿論、今でもありますが、そういう目的の同等品が増えて、有名でなくなったかも知れません。当時、アトピーという言葉はありませんでしたが、そういった肌には、赤ちゃん用のものが使用されていたのですね。さらに、話はそれますが、「おばたけ」という懐かしい言葉を思い出して、念の為にネットで調べると出てきませんね。もう死語となったのでしょうか。乾燥した顔の皮膚の表面が剥がれて、一面に白くポロポロとした状態のことを言います。たぶん、アトピー肌という言葉が浸透してきて、不要となったのでしょうか。
 さて、話を戻しましょう。そういう経験もあり、若い頃は身体用の石鹸にも気を使っていました。大人になって再発した時は、始めは局所的だったのであまり気にはしませんでした。そうこうして、今の時点でもあまり気にしていませんでした。でも、これは正しいのでしょうか。これが、最近気付いた疑問でした。
 そこで考えて見ましょう。それでは、高級な石鹸なら良いのでしょうか。安い石鹸では駄目なのでしょうか。以前書いた劇薬を浴びた時のことと比較してみましょう。例えば、濃硫酸を浴びると、洗い流しても、その時点で皮膚の表面は炎症を起こしていて、治療しないと治りません。そして、炎症が酷くならないように充分に洗い流します。一方、充分に薄い希硫酸を浴びた時はどうでしょうか。殆ど皮膚の表面は炎症になりません。そして、充分に洗い流せば、さらに炎症となることはありません。
 つまり、こう考えました。安い石鹸で、使ってヒリヒリするなどの症状があれば、洗い流す前に皮膚が荒れるでしょう。そういう石鹸は使用しない方が安全でしょう。しかし、使用していて違和感が無い石鹸は、充分に洗い流せば問題は無いでしょう。これが私の結論でした。
 確かに、高い石鹸を使用すると安心かも知れません。しかし、高い石鹸を使用して、充分に洗い流さない方が、安い石鹸を使うより何倍も肌が荒れることは分かると思います。石鹸のメーカは、高い商品を売りたいのです。だから、こういうことは教えてくれません。だから、自分で、こういうことを考えながら、選択する必要があると思います。そういうことで、私は今の廉価なボデーソープを使い続けると思います。皆さんはどうですか。

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2009年10月11日 (日)

アトピー肌の方のお風呂の入り方について

 5月5日に「アトピー肌には洗剤の残りが大敵」という記事を書きました。つまり、湯上りに洗剤をよく落としましょうと書きました。このことに関して、仕事の関係で思い付きがありましたので、ご紹介したいと思います。常識といえばそうかも知れませんが、意外と気付かないかも知れません。
 初めに少し毛色が異なる話をします。劇物とか毒物というと、どういうものを思い浮かべるでしょうか。分かりやすい物を並べて見ます。塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダ水溶液)、砒素などなどです。これらは、製造工場や研究所などで使用されています。職場で使用している方々は良く知っているでしょう。こういった薬物は、使用、保管する上で危害予防規定を定めるなど、いろいろと縛りがあるものです。しかし、ここでは、簡単に、これらを浴びた場合にどう対処するかを考えてみます。
 薬品によっては少しづつ異なりますが、共通点は「水で洗い流す」ことです。一様に「大量の水で充分に洗う」となっています。目安として10分間から15分間の時間洗い流すという感じです。どうしてこういう話をするか、大体分かってきたかもしれません。
 お風呂で使用するからだ用の石鹸は、アトピー肌の人にとって上記の様な薬物と同様に影響を及ぼすと考えました。簡単に考えると、ボディソープを肌の弱い部分に付けたままとして置くと、その部分が荒れてきます。アトピー肌の方は、てき面に影響を受けてしまうでしょう。
 そこで考えました。劇毒物なら10分間も洗い流すのに、石鹸は簡単にお湯を浴びるだけというのは、考えが足りないとは思いませんか。あまり接することが無い劇薬物なのでピンとは来ないかもしれませんが、こういう風に考えると、上がり湯の大切さが分かってくると思いました。但し、このことは、湯上りのシャワーを10分も浴びるということではありません。5月5日に掲載した「よく洗いましょう」をもっと強調したいということです。上記の例でより分かりやすいと思ったので紹介しました。

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2009年5月 6日 (水)

アトピーが改善した3番目の方法 電解還元水の常用

 4月29日の「朝一番に飲むお水はアトピーに効く」にも書きましたが、良い体質を作るのに、良い水を常用し、特に朝一番に多めに取る。これが健康の秘訣だと思います。ここでは、良い水の常用をテーマにしていますが、まずは、良い水とはどんなものかを考えていきましょう。
 私も大学院で、医用電子とか生体工学を勉強した身なので、自分で考えて良い方法を説明しています。しかし、無名の私より、有名な先生の言葉が理解しやすいと思いますので、先に引用した新谷先生の言葉を再度引用させて頂きます。『還元力の強い水こそ「よい水」の条件』という節があります。概要を説明します。
・水道水は、安全上の基準は満たしているが、塩素のほか、トリハロメタンやトリクロロエチレンなど毒性のあるものが入っているのも事実。
・水道水は、殺菌の為に入っている塩素により酸化され、活性酸素が多く含まれている。
・酸化されたものを還元し、活性酸素を減らす為に、還元水が効果的。
還元水を作る浄水器は、残留塩素や化学物質を取り除き、還元力が強い。ミネラルも豊富
・よい水を沢山飲む為には、市販のミネラルウォータより還元水を作る浄水器がよい

 もう一人紹介したい先生がいます。九州大学大学院教授で農学博士の白畑實隆先生です。九州大学のホームページの紹介内容から引用すると、「抗アレルギー・免疫増強・抗酸化・抗生活習慣病効果をもつ機能性食品及び機能水の開発・・・」と記載されています。私の勝手で要約させて頂くと、「活性酸素の摂取による生活習慣病などの防止を研究されてる電解還元水の権威」というところだと思います。先生は、2006年1月にスポーツ紙の医療特集コーナーに寄稿されています。その内容を要約して見ます。
・分子結合した水素には還元力は無いが、原子ひとつの水素、つまり活性水素は強い還元力を持つことが証明できた
・活性水素を安定させるのは困難だが、ナノ金属を利用して安定させることに成功した
・臨床で協力した神戸の総合病院で、還元水が糖尿病やC型肝炎の治療に効果を示した。
・還元水の飲用で活性酸素を押さえ、生活習慣病を改善させることができる。

 お二人の先生のお話で、電解還元水が活性酸素を減らすことはご理解いただけたと思います。この事がアトピー改善に役立つことを理解する為には、アトピーの仕組みを知る必要があります。アトピーを患っている方は分かると思います。アトピーになった肌は、症状が出てくるとムズムズとしてきます。原因は人様々ですが、発生している事象は皆同じで、活性酸素が皮膚を刺激しているのです。摂取する食品に対するアレルギーが活性酸素を生んでいる場合もあります。場合によっては、着ている衣服が肌と擦れて、皮膚の表面に活性酸素が生じている場合もあります。こうやって生じる活性酸素に対する耐性が弱い人が、アトピーを発症すると考えられています。だから、活性酸素を抑える電解還元水がアトピーに効果を示すのです
 私は、一番目の方法である、朝一番に飲む水とは別にこの方法を説明しているのには理由があります。その為には、まず二つのことを説明する必要があります。まずは、2番目の方法で説明した皮膚(表皮)の構造の話です。表皮の細胞は、深層部に生まれ、表層で剥がれて一生を終えます。この周期が約一ヶ月です。もうひとつは、人の体の70%は水でできています。つまり、体重60kgの人は、約40kgが水ということです。人の体に約40Lの水が入っている計算となります。
 私が考えたのは、表皮が入れ替わる周期で、体の水も入れ替えようというものです。つまり、1ヶ月で40Lの水を摂取することにより、新しく生まれる皮膚の細胞が活性酸素の攻撃から守られるという考え方です。自分で言っていてもかなり乱暴にこじつけだとは思います。しかし、ここまで読んだ方には、きっと効果が見られるという感じは覚えられたと思います。
 私は、電解還元水の摂取を始めて、毎日2Lを目標に、大体1.5Lを摂取してきました。そうして、約14年間患ったアトピーが、たったの1年間でステロイドの呪縛から逃れたのです。この事実が、上記の乱暴なこじつけも尤もらしいものにしていると信じます。

 最近から読み始めた方に説明します。このアトピーに効く方法の説明は、今年の4月24日から掲載している記事から連続で解説しています。今回で7話目となります。できたら、初めから順に読んでいただければと思います。
 また、私が使用した電解還元水を作る整水器は、次のページで紹介しています。上記の白畑先生の研究の成果で生まれた製品です。是非、一度ご覧ください。

 次回には、アトピーと一緒に喘息も無くなった話をしたいと思います。

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2009年5月 5日 (火)

アトピー肌には洗剤の残りが大敵

 ここで説明することを簡単に表現すると、湯上りには洗剤を良く落としましょうとなります。誰でも知っていることに見えると思います。でも、これから書くことをよく読んでみてください。論理的に考えると、少し違うのだということが分かると思います。
 人の皮膚を少し学術的に説明します。人の皮膚は、大きく分けると表皮と真皮に分かれます。私も経験しましたが、骨が見える傷を受けた時に見えるのが真皮です。まだ、骨には達しません。それ程、表皮は厚いのです。表皮は、表面を油脂膜に覆われて、表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の順で重なっています。ポイントは角質層にあります。基底層で生まれた表皮細胞は、段々と表面に移動していき、剥がれる前に肌を守る機能を果たしているのが角質層です。角質層の皮膚細胞は、油脂と絡んで皮膚の保湿効果に大きな機能を果たします。
 お風呂でからだを洗うといことは、皮膚の表面の油脂層に付着した汚れと、寿命が尽き剥離する角質層の細胞を除去するのが主な目的です。ところが、洗うのに使う洗剤は、それ以上に機能を果たしてしまいます。まずは、油脂層の油脂の除去。それから、角質層への浸透です。この角質層への浸透が一番問題と考えられます。
 洗剤の洗浄効果を簡単に説明します。洗剤の基本的な成分は、界面活性剤です。界面活性剤は、親水基と疎水基(親油基)を持ちます。つまり、水とくっ付く部分と油にくっ付く部分がセットになったのが、洗剤という訳です。もちろん、洗剤と健康を議論するとき、いろんな添加物が問題となりますが、ここでは界面活性剤のみで説明します。界面活性剤は、親油基の部分を汚れの付いた油脂に付着させ、親水基の部分により水に流すことによって汚れを落とします。これが、洗剤が汚れを落とす仕組みの基本部分です。
 問題なのは、この洗剤の界面活性効果の為に、角質層の水分と油脂の間に界面活性剤が浸透していくことなのです。簡単に説明するとスポンジに洗剤を浸み込ませたとします。それを掛け湯で洗っても洗剤はなくなりません。スポンジの表面の洗剤は流れますが、中まで浸み込んだ洗剤は、絞らないと出てきません。
 ここまで書けば分かると思います。湯上りに掛け湯で洗剤を落とすときに、表面のヌルヌルが無くなっただけでは、洗剤は落ちていないのです。角質層に浸透した洗剤を搾り出さなければ、洗剤を落としたことにはならないのです。では、具体的にはどうすればよいのでしょう。

 私は、3回流しを実施しています。洗剤でからだを洗ったら、全身をお湯を掛けて洗剤を流します。この時点で、ヌルヌルはなくなります。次に、湯船にお湯を張っていたら、ゆっくりと湯船に浸かります。その時に、耳の後ろ、内股など、お湯が変わらないところは、手で絞るように注意します。シャワーだったら、洗いタオルなどは濯いだ後に、時間を掛けてからだを流します。この「洗いタオルなどは濯いだ後」が大事です。また、湯船に浸かる時と同じように、弱い部分を絞るように洗うのも大事です。上にも書いたとおり、浸透した洗剤成分の洗い流しですから、逆浸透、つまり、洗剤分が滲み出てくる時間を取るのが大事です。そうやって2度濯いだ後に、もう一回、最後の上がり湯を掛ける。これも充分なお湯を使うのが良いと思います。 また、肌が敏感な部分は、洗剤で洗ったすぐ後に、一度、洗剤分を流すということも効果的です。この部分は、4回流しになります。
 元々、アトピー肌の方は、この湯上りの流しには気を使っているかもしれません。しかし、皮膚のこの部分に浸透した洗剤を浸み出させてから流す、こういうことを考えながら流すということが大事だということが分かったかと思います。私は、特にアトピーの症状が出やすい部分を入念に流しています。
 もうひとつ、電解還元水を利用すると一緒に弱酸性水が生成されます。この弱酸性水も、アストリンゼント水といって肌を整える効果があります。暖めるのは大変なので、夏の水浴に使います。私は、最後の上がり湯として掛かります。

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2009年5月 4日 (月)

私のアトピーの経歴

 アトピー改善の二つ目の方法を説明する前に、私の経験を説明しましょう。
 まず、子供の頃です。もう、40年位前の話なので、あまり覚えていません。股間が痒かったこと。それから、とても臭い軟膏を塗って治療したことを覚えています。その頃は、アトピーという名称はありませんでした。段々と年齢を重ねるごとにその痒みも治まり、成人してからはすっかりと忘れていました。
 38歳になった頃、上の子が小学生。下の子が卒園前といった頃でした。子供の学校で風疹が発生。まもなく、私も感染しました。大人の風疹は大変です。熱も41度まで上がり、全身に発疹が見られました。予後も、長い時間、体調が優れませんでした。病院の先生に相談したら、葛根湯を処方頂いたことを覚えています。その先生が言っていました。からだの表面に発疹が出ていたが、からだの中も同じだというのです。だから諦めなさいというのでした。
 それからまもなく、まずは股間がすごい痒みに襲われました。尋常でない痒みに、恥ずかしさを忘れて、病院に駆け込んだら、アトピーの一言。次に、耳でした。それから、足、お腹、頭と順に症状が広がりました。アトピーと分かってからは、それ程慌てませんでした。股間の痒みということで、医者に頼らず、自己流の治療に走りました。市販の軟膏を順に試していき、からだに合ったものを探し当てるまで何年かを要しました。行き着いたのは、ベネベートというステロイド剤ですが、それから長い付き合いが始まりました。幸いにも、ステロイドの副作用に見舞われることは無く、痒みのみとの戦いでした。その点は、他の患者よりは恵まれていたかもしれません。しかし、場所が場所で、痒みを我慢する時の辛さは人一倍だったかも。
 2006年が始まってすぐの頃でした。ビジネスリサーチをしていて、電解還元水を作る浄水器の利用経験談に興味を持ちました。そこで、以前書きました「良質の水」の大切さを感じたのでした。まずは、その電解還元水の利用から始まりました。それから、薬に頼るのではなく、生活習慣と水を含めた食生活の改善という観点でいろいろと試すようになったのです。結果として、ここで説明している3つの方法が一番効果的と信じるに至りました。
 確かに、食生活の改善もいろいろと試したので、いろんな効果が混じってからだが改善していったのかも知れません。しかし、14年間の戦いがたったの1年で終わったのですから不思議です。だから、3つの方法が大きな役割を持っていると感じています。
 次回は、お風呂の上がり湯の使い方について説明します。上がり湯が問題ではありません。洗剤の性質が問題なのです。

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2009年4月24日 (金)

アトピーのお話

 まずは、アトピーのお話をしましょう。私の転機は、電解還元水との出会いにありました。電解還元水が効いたというのではなく、その解説に共感を覚えたからでした。
 アトピーの原因はというと、ラディカル因子が悪さをしているということは、よく知られているかもしれません。でも、その意味をどう理解するかがポイントだったと思います。
 分かりやすい例を記載しましょう。一般の家庭でもよく食されていて、からだに良いとされている食品があります。私がよく引き合いに出すのは、マーガリンです。「植物性だから、からだに良い」といううたい文句は有名だと思います。しかし、元々植物性油脂は、さらさらとしていて、あんなに固まったりはしないのです。どうやって固まらせているかというと、酸化させているのです。つまり、酸化されていないからからだに良い植物油を、酸化させて作っているのです。もうお分かりだと思います。普通に作ったマーガリンは、からだに良くないのです。そして、その「良く無さ」がアトピーにも悪い影響を与えます。
 少々、本題から外れたかもしれません。しかし、視点を変えるとからだに良いことと悪いことが、違って見えてくることが分かったと思います。
 そういうことを理解したうえで、私は、3つのことを実行しました。ひとつは、朝一番に水を多めに飲むこと。それから、お風呂の上がり湯をしっかりと使うこと。最後に、摂取する水分を電解還元水にすることでした。続きをご期待ください。

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