放射能除去とはいっても、実際に放射性物質を使う実験はできません。まずは、簡単に方法と結果を説明しましょう。方法は、イソジンガーグルを使用します。イソジンガーグルは、1mL中に7mgのヨウ素を含んでいます。そのヨウ素の除去を実験したという訳です。測定は、ヨウ素が酸性を示すので、その酸性度、つまりpHを測定しました。その結果、カートリッジフィルターで99.5%以上のヨウ素が除去できると分かりました。
簡単に東京都の水道水に混入した放射性物質と比較して見ます。水道水では、210ベクレルの放射能が検出されました。そして、乳幼児には100ベクレル以上の水は飲ませないでと言っていました。この210ベクレルの水道水を浄水器カートリッジを通すと約1ベクレルに減ることになります。もうお分かりですね。乳幼児の制限の100分の1まで減ってしまいます。もう安全です。
この実験は、ロハスミッション社の電解還元水整水器アクアクラスターAC-9000のカートリッジで実施しました。この整水器は、日本トリム社のトリムイオンTI-9000と同じカートリッジを使用しています。どちらの製品でも同等の性能が期待できます。しかも、実験は、昨年7月に高性能化される前のカートリッジです。現在のカートリッジを使用するとさらに減少することが期待できます。
では、もう少し詳しく説明してみます。実験するに当たり、主な放射性物質としてヨウ素131を対象に考えました。ヨウ素131とは、普通のヨウ素の同位体です。普通のヨウ素を同じ表現にするとヨウ素127となります。ヨウ素127は、陽子が53個、中性子が74個で原子量が約126.9という数値です。それに対して、ヨウ素131は、中性子が4個増えて原子量が約130.9になったものです。まったく同じではありませんが、ヨウ素131の体内への吸収を減らすためにヨウ素127を摂取することから、同様な性質を持つ事が分かります。
さて、簡単に手に入るヨウ素としてイソジンガーグルという薬があります。イソジンとの商品名で有名ですが、薬品としての名称はポビドンヨードと呼ばれています。熟年以上の方は、ヨウ素をアルコールに溶かしたヨードチンキを知っていると思います。ヨードチンキよりも刺激性を少なくする為に、アルコールの変わりにポリビニルピロリドンという薬剤で水に溶かしたものがポビドンヨードという薬です。つまり、大雑把に言うとヨウ素を水に溶かしたものがイソジンガーグルということになります。ということで、イソジンガーグルを除去することができれば、ヨウ素も除去もできるという考え方に則って実験した訳です。
実験の経過を説明します。使用したカートリッジは、私の自宅で昨年3月から今年の3月末まで使用したカートリッジです。イソジンは、風邪の時に病院で処方された薬です。イソジン20mLを約200ccの水で薄めました。測定するとpH3.4でした。薄める前の真水のpHが7.1です。カートリッジに溶液を注入するのに、100円ショップで買ってきた注水器を使用しました。この注水器で、薄めたイソジンをカートリッジの流入口に押し込みます。直ぐは出てこないので、真水、イソジン、真水と注入します。最後の真水を注入するときに出てくる水を2回採取して測定しました。その結果、出てきた水はpH6.8になっていました。さて、どの位の希釈となったのでしょう。
希釈率を調べるために、同様にpH3.4のイソジン希釈液を作成し、さらに薄めながらpHを測定しました。そうすると、128倍でpH6.7、256倍に薄めたところでpH7.1となりました。つまり、大体200倍に薄める効果があると分かったという訳です。
どんな実験をしたかイメージできる様に実験機器の写真を紹介しておきます。 1枚目の写真が注水器をカートリッジに注入する状況です。実際は、空中で持ち上げて実験したので結構大変でした。 2枚目は、pH測定器でpHを測定している状況です。左側はpH測定器を洗浄する為の水道水です。中央が測定中のイソジン溶液という状況です。
どの浄水器でもこういうことができるかは分かりません。でも、アクアクラスターでは混入したヨウ素が上記の様に除去できることが分かったのです。アクアクラスターのカートリッジフィルターは、昨年7月からさらに高性能となっています。放射能が心配でしたら、私はアクアクラスターをお勧めいたします。
私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。