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2017年5月22日 (月)

体脂肪を落とす?コレステロールを下げる?ウワサの「機能性表示食品」とは

 最近流れたニュースのタイトルです。健康食品として、医療品、特定健康用食品(特保)、機能性表示食品、それから一般の健康食品という種類があります。この記事では、この機能性表示食品の問題点を指摘しています。
 この機能性表示食品は、行政による審査は無く、企業が申請するだけで認められて、効果の表示ができます。要するに、企業が自らの言いなりに広告ができるという仕組みなのだす。
 医療品、特定健康用食品は、審査を受けて通らなければ、効果の表示ができません一般の健康食品は、効果の表示は禁止されています。それなのに、機能性表示食品だけは、自らの主張で効果が表示できるのです。そもそも不思議な制度なのですが。
 記事では、昨年の消費者庁の発表が引用されています。消費者庁が調べた機能性表示食品の中で、実に76%が根拠に不備が有ったというのです。要するに、機能性表示食品として企業が提示する根拠の殆どが不明確。だから、効果に対する根拠も希薄ということになります。言い方を変えると「機能性表示食品には、根拠が不明確な効果が表示されている」ということになります。そんな仕組みを未だ運用しているとは、不思議といか言い様が有りません。誰かが画策したとしか思えません。
 私は、このブログで約6年前に「特定保健用食品は本当の体に良いのですか」という記事を書いています。特定保健用食品であれ、機能性表示食品であれ、誰もが健康に役立つという訳ではありません。利用の仕方次第では、体に害がある場合もあります。是非、その必要性と危険性をしっかりと認識して活用したいものです。

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