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2011年10月

2011年10月13日 (木)

アンデルセン公園で5.82μSv/hの放射能が検出された

 昨日、東京都世田谷区弦巻地区の歩道2.71μSv/hの放射能が検出されたという報道がありました。基準が0.19μSv/hと言われていますので、その15倍近くの放射能が検出されたことになります。また、その後、千葉県船橋市金堀町のふなばしアンデルセン公園で5.82μSv/hの放射能が検出されたとのこと。世田谷区の約2倍が検出されたというのです。こうやって、この話題を書き始めたら、世田谷区の放射能は、近隣民家にあった容器から発した放射能と判明しました。でも、報道の意味を考える意味で、書き掛けた記事を完成させたいと思います。この記事は、そういうことで、世田谷区の放射能が地面から発した放射能だと仮定して記載しています。
 まず、報道が分かり難い点です。よく見ると世田谷区では地上1mの場所で測定しています。そして、船橋市の測定は、地上1cmでの測定だといいます。放射能の強さは、距離の二乗に反比例するといいますから、これは大きな違いです。実際の計算は、放射線源の形状などによって大きく変わりますが、線源が地上だとして、ごく簡単に計算してみます。まず、船橋市の測定値を地上1mに換算すると0.582nSv/hとなります。単位が"n"(ナノ)です。要するに世田谷区の5000分の一というレベルです。だから、検出値が2倍だからといってもまったく心配無い。という訳ではありませんが、少なくとも世田谷区ほどには問題視する内容では無いということです。
 では、世田谷区の数値をどう読むか。簡単に2.71μSv/hを年間被曝量に計算してみます。すると23.7mSvという数値になります。100mSvを超えると健康被害が科学的に証明されているという情報もあります。そう考えると、放射能被害が出る量の4分の一という量となります。如何ですか。驚異的ですか。まだまだあります。
 今回の測定値は、地上1mの数値です。例えば、地上20cmで暮らしている愛犬を考えてみましょう。地面までの距離は、地上1mから見て5分の一になります。つまり、放射能は、25倍となります。2.71μSv/hの25倍は、年間にすると593mSvにいう数値となります。さらに、愛犬は、体が小さいので放射能に対する耐力は少ないと考えられます。仮に、これを10分の一の耐力と考えると、影響度は年間5Svの影響に達します。この数値は、死亡率50%の致死量と言われています。あまりにも大雑把な計算だし、ずっとそこに居る訳ではないので、実際はそこまでいきません。でも、これが報道の内容が意味することだということです。報道だけを聞いていて分かりましたか。
 世田谷区では、その後3.25μSv/hという報道もありました。これは速報値というのでここでは採用しませんでした。いずれにしても、世田谷区の放射能は、地面に落下した放射性物質が原因では有りませんでした。でも、報道記事の難しさは体験できたと思います。また、飛散した放射能の脅威も相変わらずです。
 ここで、単位がいろいろ出てきているので少し解説しておきます。まず、1μSv/hと1μSvです。単位についている「/h」に注目してください。1μSv/hの場所に1時間いると1μSvの被曝を受けるという意味です。次に、倍数です。単位は1000倍毎にm、μ、nを付けます。例えば、1nSv/hは、0.001μSv/hです。1mSv/hは、1000μSv/hです。1Svは、1000mSv、100万μSvという単位になります。
 私は、水道水の放射能を除去できる電解還元水整水器AC-9000を利用しています。放射能被害に気を付けましよう。

 私はアクアクラスターAC-9000を使った電解還元水をお勧めいたします。

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