高血圧が下がった
私は、医者から高血圧症と診断されています。これまで、二つの方法で高血圧が下がった体験をしました。一つは、短期的な方法で、一時的に大きく下げることができました。もう一つは、長期的な方法で、薬を飲みながら一定の血圧低下を体験しました。前者は、非常に高い高血圧に悩んでいる方に参考となるでしょう。やり方次第で、徹底した対策になると思います。後者は、楽な方法で少し改善しようと考える方に参考になるかも知れません。
具体的な話の前に、高血圧症について考えてみたいと思います。血圧の高さは、mmHgという単位で測定します。天候の気圧で使用されていたものと同じで、水銀柱の高さの数値です。血管が縮まった時の血圧を収縮期血圧といい、高い方の数値を指します。血管が広がった時の血圧を拡張期血圧といい、低い方の数値を指します。正常値は、収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満を指します。
この正常値を超えると、数値により、正常高値、軽症高血圧、中等症高血圧、重症高血圧と順に重くなります。この高血圧症がどの様な弊害があるかを説明します。重症の場合は、直接の血管破裂などにより、脳卒中などの危篤な症状を呈することになります。比較的軽症の場合は、そういう危篤な症状は出なくとも、動脈硬化などの疾病を誘発し、結果として脳卒中、又は心臓疾患などの合併症が懸念されます。いずれにしても、高血圧状態を長く続けることは、体にとってとても悪いことなのです。
先人から聞く話でこういう話をよく聞きます。「高血圧の薬は、飲み始めると止められない。だから飲みたくない。」と。この話は、半分は当たっていますが、半分は大きな間違いです。上に記載した様に、高血圧状態が長く続くと動脈硬化を併発し、治療がし難い状態に陥ります。そうならない為には、高血圧を抑える為に薬を続けないといけません。逆に、自分の血圧状態を理解せずに、医者の言うとおりに薬を飲むのも如何かと思います。例えば、早朝高血圧症という病状があります。起きてすぐの血圧が高いという症状です。若い体で、短い時間のみ血圧が高いのでしたら、わざわざ薬を飲まなくとも良いかもしれません。しかし、高齢になって血管が硬くなってからは、飲む必要があります。それは、早朝の高血圧の状態で脳卒中が発生して危篤に症状に見舞われるケースが増えるからです。
ここに記載したのは、代表的なケースです。この様に、高血圧症といっても、病態と治療方法は千差万別です。だから、安全サイドで治療するのは止むを得ないかもしれません。でも、そうは言っても、薬で抑えた血圧が良いとは思えません。やはり、体質を改善して血圧を正常値に近づけることも重要だと思います。
私は、収縮期が140mmHg前後、拡張期が95mmHg前後と比較的軽症の部類に入っています。次回から、具体的にどの様に下がったかを説明したいと思います。
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