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2009年5月

2009年5月 9日 (土)

高血圧が下がった

 私は、医者から高血圧症と診断されています。これまで、二つの方法で高血圧が下がった体験をしました。一つは、短期的な方法で、一時的に大きく下げることができました。もう一つは、長期的な方法で、薬を飲みながら一定の血圧低下を体験しました。前者は、非常に高い高血圧に悩んでいる方に参考となるでしょう。やり方次第で、徹底した対策になると思います。後者は、楽な方法で少し改善しようと考える方に参考になるかも知れません。
 具体的な話の前に、高血圧症について考えてみたいと思います。血圧の高さは、mmHgという単位で測定します。天候の気圧で使用されていたものと同じで、水銀柱の高さの数値です。血管が縮まった時の血圧を収縮期血圧といい、高い方の数値を指します。血管が広がった時の血圧を拡張期血圧といい、低い方の数値を指します。正常値は、収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満を指します。
 この正常値を超えると、数値により、正常高値、軽症高血圧、中等症高血圧、重症高血圧と順に重くなります。この高血圧症がどの様な弊害があるかを説明します。重症の場合は、直接の血管破裂などにより、脳卒中などの危篤な症状を呈することになります。比較的軽症の場合は、そういう危篤な症状は出なくとも、動脈硬化などの疾病を誘発し、結果として脳卒中、又は心臓疾患などの合併症が懸念されます。いずれにしても、高血圧状態を長く続けることは、体にとってとても悪いことなのです。
 先人から聞く話でこういう話をよく聞きます。「高血圧の薬は、飲み始めると止められない。だから飲みたくない。」と。この話は、半分は当たっていますが、半分は大きな間違いです。上に記載した様に、高血圧状態が長く続くと動脈硬化を併発し、治療がし難い状態に陥ります。そうならない為には、高血圧を抑える為に薬を続けないといけません。逆に、自分の血圧状態を理解せずに、医者の言うとおりに薬を飲むのも如何かと思います。例えば、早朝高血圧症という病状があります。起きてすぐの血圧が高いという症状です。若い体で、短い時間のみ血圧が高いのでしたら、わざわざ薬を飲まなくとも良いかもしれません。しかし、高齢になって血管が硬くなってからは、飲む必要があります。それは、早朝の高血圧の状態で脳卒中が発生して危篤に症状に見舞われるケースが増えるからです。
 ここに記載したのは、代表的なケースです。この様に、高血圧症といっても、病態と治療方法は千差万別です。だから、安全サイドで治療するのは止むを得ないかもしれません。でも、そうは言っても、薬で抑えた血圧が良いとは思えません。やはり、体質を改善して血圧を正常値に近づけることも重要だと思います
 私は、収縮期が140mmHg前後、拡張期が95mmHg前後と比較的軽症の部類に入っています。次回から、具体的にどの様に下がったかを説明したいと思います。

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2009年5月 7日 (木)

電解還元水は喘息にも効果がある

 喘息とは、代表的な症状に呼吸をするとヒューヒューといった音が聞こえるというものがある。いわゆる喘鳴ですね。危篤な症状では、呼吸困難に陥り、最悪は死に至る。原因については、アトピーと同程度しか知られていません。それもそのはず、アトピー型喘息という表現があるほどである。つまり、部位が違うだけで、原因と症状はほぼ同じ病気とも言えましょう。
 私自身は、明確に喘息と診断されたことはありません。しかし、携行用の吸入器を含めて、喘息の治療を受けたことはあります。それほど、医者の診断も難しい病気だと思います。私の喘息に関係する症状は、つぎの様なものがありました。まず、夜寝ている間に、呼吸がし難くなり、息とともにヒューヒュー言う。それから咳です。長いときは、半年も続きました。また、咳と共に扁桃腺炎を発症。扁桃腺炎になると、39度を超える熱を出すこと度々でした。症状としては、咳が中心で、年に1〜2回の扁桃腺炎になるサイクルを繰り返して、時々喘鳴を伴うというものでした。これらの症状は、アトピーと異なり、若い頃からずっと続いてしました。
 これまでも説明した通り、ここ1年間以上、ステロイド剤の塗布が要らないほどにアトピー性皮膚炎は改善しています。これが、電解還元水の効果だと考えているうちに、そういえばと気付いたことが有りました。そうです。病的な咳や扁桃腺炎の発症がここ1年間以上無いのです。勿論、辛さに咳き込む、気道に水分が入って咳き込むなどは今でもあります。しかし、喘息に繋がるような咳が無くなったのです。
 最初に説明した通り、病気としては同類なので当然かも知れません。しかし、この喘息は、40年間以上も続いていました。まだ、2年間では観測が足りないと言われるかも知れませんが、私自身、不思議な気持ちを感じています。
 余談ですが、咳と長い付き合いをしていると面白いものです。医者、病院、特に内科と耳鼻科の違いで投薬の種類が変わるのです。同じ先生でも長引くと異なった薬を出してくれます。効果の有無を知る為に、一度飲んだことがある薬とその時の状況を表にしました。そうして、次の医者に掛かるとき、その表を持ち出して「この薬はこうだから嫌だ、こちらも方が効果が大きい」などと講釈を垂れました。先生によっては、素直に聞いてくれました。勿論、生意気だといって聞いてくれない先生もいましたが、さすがに嫌だという薬は出ませんでした。
 咳の薬は、一般に強い眠気を催します。その眠気と沈咳効果が一般に相反するのですが、体質と薬の兼ね合いで、効果は高いが眠気は程ほどという薬もあります。特に、会社でデスクワークや眠い会議に出る必要がある方は、調べてみることをお勧めします。

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2009年5月 6日 (水)

アトピーが改善した3番目の方法 電解還元水の常用

 4月29日の「朝一番に飲むお水はアトピーに効く」にも書きましたが、良い体質を作るのに、良い水を常用し、特に朝一番に多めに取る。これが健康の秘訣だと思います。ここでは、良い水の常用をテーマにしていますが、まずは、良い水とはどんなものかを考えていきましょう。
 私も大学院で、医用電子とか生体工学を勉強した身なので、自分で考えて良い方法を説明しています。しかし、無名の私より、有名な先生の言葉が理解しやすいと思いますので、先に引用した新谷先生の言葉を再度引用させて頂きます。『還元力の強い水こそ「よい水」の条件』という節があります。概要を説明します。
・水道水は、安全上の基準は満たしているが、塩素のほか、トリハロメタンやトリクロロエチレンなど毒性のあるものが入っているのも事実。
・水道水は、殺菌の為に入っている塩素により酸化され、活性酸素が多く含まれている。
・酸化されたものを還元し、活性酸素を減らす為に、還元水が効果的。
還元水を作る浄水器は、残留塩素や化学物質を取り除き、還元力が強い。ミネラルも豊富
・よい水を沢山飲む為には、市販のミネラルウォータより還元水を作る浄水器がよい

 もう一人紹介したい先生がいます。九州大学大学院教授で農学博士の白畑實隆先生です。九州大学のホームページの紹介内容から引用すると、「抗アレルギー・免疫増強・抗酸化・抗生活習慣病効果をもつ機能性食品及び機能水の開発・・・」と記載されています。私の勝手で要約させて頂くと、「活性酸素の摂取による生活習慣病などの防止を研究されてる電解還元水の権威」というところだと思います。先生は、2006年1月にスポーツ紙の医療特集コーナーに寄稿されています。その内容を要約して見ます。
・分子結合した水素には還元力は無いが、原子ひとつの水素、つまり活性水素は強い還元力を持つことが証明できた
・活性水素を安定させるのは困難だが、ナノ金属を利用して安定させることに成功した
・臨床で協力した神戸の総合病院で、還元水が糖尿病やC型肝炎の治療に効果を示した。
・還元水の飲用で活性酸素を押さえ、生活習慣病を改善させることができる。

 お二人の先生のお話で、電解還元水が活性酸素を減らすことはご理解いただけたと思います。この事がアトピー改善に役立つことを理解する為には、アトピーの仕組みを知る必要があります。アトピーを患っている方は分かると思います。アトピーになった肌は、症状が出てくるとムズムズとしてきます。原因は人様々ですが、発生している事象は皆同じで、活性酸素が皮膚を刺激しているのです。摂取する食品に対するアレルギーが活性酸素を生んでいる場合もあります。場合によっては、着ている衣服が肌と擦れて、皮膚の表面に活性酸素が生じている場合もあります。こうやって生じる活性酸素に対する耐性が弱い人が、アトピーを発症すると考えられています。だから、活性酸素を抑える電解還元水がアトピーに効果を示すのです
 私は、一番目の方法である、朝一番に飲む水とは別にこの方法を説明しているのには理由があります。その為には、まず二つのことを説明する必要があります。まずは、2番目の方法で説明した皮膚(表皮)の構造の話です。表皮の細胞は、深層部に生まれ、表層で剥がれて一生を終えます。この周期が約一ヶ月です。もうひとつは、人の体の70%は水でできています。つまり、体重60kgの人は、約40kgが水ということです。人の体に約40Lの水が入っている計算となります。
 私が考えたのは、表皮が入れ替わる周期で、体の水も入れ替えようというものです。つまり、1ヶ月で40Lの水を摂取することにより、新しく生まれる皮膚の細胞が活性酸素の攻撃から守られるという考え方です。自分で言っていてもかなり乱暴にこじつけだとは思います。しかし、ここまで読んだ方には、きっと効果が見られるという感じは覚えられたと思います。
 私は、電解還元水の摂取を始めて、毎日2Lを目標に、大体1.5Lを摂取してきました。そうして、約14年間患ったアトピーが、たったの1年間でステロイドの呪縛から逃れたのです。この事実が、上記の乱暴なこじつけも尤もらしいものにしていると信じます。

 最近から読み始めた方に説明します。このアトピーに効く方法の説明は、今年の4月24日から掲載している記事から連続で解説しています。今回で7話目となります。できたら、初めから順に読んでいただければと思います。
 また、私が使用した電解還元水を作る整水器は、次のページで紹介しています。上記の白畑先生の研究の成果で生まれた製品です。是非、一度ご覧ください。

 次回には、アトピーと一緒に喘息も無くなった話をしたいと思います。

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2009年5月 5日 (火)

アトピー肌には洗剤の残りが大敵

 ここで説明することを簡単に表現すると、湯上りには洗剤を良く落としましょうとなります。誰でも知っていることに見えると思います。でも、これから書くことをよく読んでみてください。論理的に考えると、少し違うのだということが分かると思います。
 人の皮膚を少し学術的に説明します。人の皮膚は、大きく分けると表皮と真皮に分かれます。私も経験しましたが、骨が見える傷を受けた時に見えるのが真皮です。まだ、骨には達しません。それ程、表皮は厚いのです。表皮は、表面を油脂膜に覆われて、表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の順で重なっています。ポイントは角質層にあります。基底層で生まれた表皮細胞は、段々と表面に移動していき、剥がれる前に肌を守る機能を果たしているのが角質層です。角質層の皮膚細胞は、油脂と絡んで皮膚の保湿効果に大きな機能を果たします。
 お風呂でからだを洗うといことは、皮膚の表面の油脂層に付着した汚れと、寿命が尽き剥離する角質層の細胞を除去するのが主な目的です。ところが、洗うのに使う洗剤は、それ以上に機能を果たしてしまいます。まずは、油脂層の油脂の除去。それから、角質層への浸透です。この角質層への浸透が一番問題と考えられます。
 洗剤の洗浄効果を簡単に説明します。洗剤の基本的な成分は、界面活性剤です。界面活性剤は、親水基と疎水基(親油基)を持ちます。つまり、水とくっ付く部分と油にくっ付く部分がセットになったのが、洗剤という訳です。もちろん、洗剤と健康を議論するとき、いろんな添加物が問題となりますが、ここでは界面活性剤のみで説明します。界面活性剤は、親油基の部分を汚れの付いた油脂に付着させ、親水基の部分により水に流すことによって汚れを落とします。これが、洗剤が汚れを落とす仕組みの基本部分です。
 問題なのは、この洗剤の界面活性効果の為に、角質層の水分と油脂の間に界面活性剤が浸透していくことなのです。簡単に説明するとスポンジに洗剤を浸み込ませたとします。それを掛け湯で洗っても洗剤はなくなりません。スポンジの表面の洗剤は流れますが、中まで浸み込んだ洗剤は、絞らないと出てきません。
 ここまで書けば分かると思います。湯上りに掛け湯で洗剤を落とすときに、表面のヌルヌルが無くなっただけでは、洗剤は落ちていないのです。角質層に浸透した洗剤を搾り出さなければ、洗剤を落としたことにはならないのです。では、具体的にはどうすればよいのでしょう。

 私は、3回流しを実施しています。洗剤でからだを洗ったら、全身をお湯を掛けて洗剤を流します。この時点で、ヌルヌルはなくなります。次に、湯船にお湯を張っていたら、ゆっくりと湯船に浸かります。その時に、耳の後ろ、内股など、お湯が変わらないところは、手で絞るように注意します。シャワーだったら、洗いタオルなどは濯いだ後に、時間を掛けてからだを流します。この「洗いタオルなどは濯いだ後」が大事です。また、湯船に浸かる時と同じように、弱い部分を絞るように洗うのも大事です。上にも書いたとおり、浸透した洗剤成分の洗い流しですから、逆浸透、つまり、洗剤分が滲み出てくる時間を取るのが大事です。そうやって2度濯いだ後に、もう一回、最後の上がり湯を掛ける。これも充分なお湯を使うのが良いと思います。 また、肌が敏感な部分は、洗剤で洗ったすぐ後に、一度、洗剤分を流すということも効果的です。この部分は、4回流しになります。
 元々、アトピー肌の方は、この湯上りの流しには気を使っているかもしれません。しかし、皮膚のこの部分に浸透した洗剤を浸み出させてから流す、こういうことを考えながら流すということが大事だということが分かったかと思います。私は、特にアトピーの症状が出やすい部分を入念に流しています。
 もうひとつ、電解還元水を利用すると一緒に弱酸性水が生成されます。この弱酸性水も、アストリンゼント水といって肌を整える効果があります。暖めるのは大変なので、夏の水浴に使います。私は、最後の上がり湯として掛かります。

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2009年5月 4日 (月)

私のアトピーの経歴

 アトピー改善の二つ目の方法を説明する前に、私の経験を説明しましょう。
 まず、子供の頃です。もう、40年位前の話なので、あまり覚えていません。股間が痒かったこと。それから、とても臭い軟膏を塗って治療したことを覚えています。その頃は、アトピーという名称はありませんでした。段々と年齢を重ねるごとにその痒みも治まり、成人してからはすっかりと忘れていました。
 38歳になった頃、上の子が小学生。下の子が卒園前といった頃でした。子供の学校で風疹が発生。まもなく、私も感染しました。大人の風疹は大変です。熱も41度まで上がり、全身に発疹が見られました。予後も、長い時間、体調が優れませんでした。病院の先生に相談したら、葛根湯を処方頂いたことを覚えています。その先生が言っていました。からだの表面に発疹が出ていたが、からだの中も同じだというのです。だから諦めなさいというのでした。
 それからまもなく、まずは股間がすごい痒みに襲われました。尋常でない痒みに、恥ずかしさを忘れて、病院に駆け込んだら、アトピーの一言。次に、耳でした。それから、足、お腹、頭と順に症状が広がりました。アトピーと分かってからは、それ程慌てませんでした。股間の痒みということで、医者に頼らず、自己流の治療に走りました。市販の軟膏を順に試していき、からだに合ったものを探し当てるまで何年かを要しました。行き着いたのは、ベネベートというステロイド剤ですが、それから長い付き合いが始まりました。幸いにも、ステロイドの副作用に見舞われることは無く、痒みのみとの戦いでした。その点は、他の患者よりは恵まれていたかもしれません。しかし、場所が場所で、痒みを我慢する時の辛さは人一倍だったかも。
 2006年が始まってすぐの頃でした。ビジネスリサーチをしていて、電解還元水を作る浄水器の利用経験談に興味を持ちました。そこで、以前書きました「良質の水」の大切さを感じたのでした。まずは、その電解還元水の利用から始まりました。それから、薬に頼るのではなく、生活習慣と水を含めた食生活の改善という観点でいろいろと試すようになったのです。結果として、ここで説明している3つの方法が一番効果的と信じるに至りました。
 確かに、食生活の改善もいろいろと試したので、いろんな効果が混じってからだが改善していったのかも知れません。しかし、14年間の戦いがたったの1年で終わったのですから不思議です。だから、3つの方法が大きな役割を持っていると感じています。
 次回は、お風呂の上がり湯の使い方について説明します。上がり湯が問題ではありません。洗剤の性質が問題なのです。

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