プラセンタの広告に注意
家内がビックリ顔で広告のチラシを持ってきました。「プラセンタドリンク」の広告チラシです。何にビックリかというと、体験報告の写真です。50〜60歳位の女性が20歳台に見えるという写真が載っているのです。皆さんもご存知かもしれませんが、確かにプラセンタは、そういった効果も期待されて使用されています。ところが、このプラセンタを利用する場合に、是非知っていて頂きたいことが有ります。
まず、プラセンタについて概要を説明します。プラセンタとは、「胎盤」という意味です。当初、人の胎盤から抽出されたものが利用されていて、その著しい美容効果から、少し余裕がある方に重宝されていました。それもそうです。生まれてくる前の一番成長が著しい時に必要な栄養素を供給するのが胎盤です。そこにある栄養素が若返りの効果を示しても不思議では有りません。だから、若さや健康を求める方にとって、無くてはならないものといっても過言では有りません。その後、牛、豚といった動物の胎盤も使用されるようになりました。
ところが、そうやってプラセンタが流行り始めたところで、問題点が出てきました。それは狂牛病です。正式には、牛海綿状脳症といい、人に感染するとクロイツフェルト・ヤコブ病を発症するとても怖い病気が出てきました。厚生省は、献血におけるクロイツフェルト・ヤコブ病の伝播可能性が否定できない事から、2006年にヒトプラセンタ注射剤の使用経験者からの献血を制限しました。そういうことで、牛や豚のプラセンタも敬遠されることになったのでした。
そこで、始めの話に戻ります。家内が持ってきたチラシには、プラセンタとのみ記載されており、原料についての記載が無いのです。良いことばかり記載して、上記の様にプラセンタ利用者がリスクを判断する材料はまったく記載が無いのです。例えば、豚プラセンタなら利用してみようと考えるかも知れません。しかし、牛とか豚とかの記載が無ければ、そういうことに気付かずに良い面ばかりに目が行ってしまいます。
私も植物性のプラセンタであるライプラセンタを取扱っているので、上記の広告はとても気になりました。特に女性の方。こういう情報に敏感になって、思わぬ被害に遭わない様に注意しましょう。因みに、植物性のプラセンタは、上記の様な狂牛病が係ることは無く、とても安全なプラセンタとして、今利用される方々が増えてきています。ライプラセンタは、ライ麦のプラセンタから採取されたものです。植物の場合は、胚芽の部分をプラセンタといいます。
なお、私が取扱っているライプラセンタは、訪問販売用のものなので、Webでは販売していません。若し、ご興味があるかたは、ご連絡頂ければ、詳細をご説明いたします。
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